津田沼IVFクリニック院長のブログ

有益な情報のご提供を心がけています!

2017-06-25から1日間の記事一覧

抗リン脂質抗体症候群による不育症に対する柴苓湯治療について

抗リン脂質抗体症候群による不育症に対する柴苓湯治療について 柴苓湯の薬理作用として、 ・利水作用 ・抗炎症作用 ・免疫抑制作用 ・血栓抑制作用 ・抗酸化作用 などが報告されています。 これらのステロイド類似作用や細胞保護作用が抗リン脂質抗体症候群…

抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の低用量アスピリン療法について

抗リン脂質抗体症候群合併妊娠の低用量アスピリン療法について アスピリンは低用量(100mg/日まで)で抗血小板薬として作用し、抗リン脂質抗体症候群への抗血栓療法となります。 ヘパリンとの併用療法がほぼ標準的な治療となっています。 使用開始時期 ・妊…

抗リン脂質抗体症候群合併妊娠のヘパリン療法について

抗リン脂質抗体症候群合併妊娠のヘパリン療法について 抗リン脂質抗体症候群による不育症では、未分画ヘパリン5,000単位を1日2回(12時間毎に)皮下注射します。 在宅自己注射の方法は、導入時に津田沼IVFクリニックでご指導いたします。 使用開始時期は…