津田沼IVFクリニック院長のブログ

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抗リン脂質抗体症候群による不育症に対する柴苓湯治療について

抗リン脂質抗体症候群による不育症に対する柴苓湯治療について
 
 
柴苓湯の薬理作用として、
・利水作用
・抗炎症作用
・免疫抑制作用
血栓抑制作用
・抗酸化作用
などが報告されています。
これらのステロイド類似作用や細胞保護作用が抗リン脂質抗体症候群による不育症に対する治療の有効性を示す報告が多くあります。
 
 
使用方法 
柴苓湯を妊娠前から、遅くとも胎児心拍観察時までに開始し、出産まで継続します。
ヘパリンや低用量アスピリンステロイドなどと併用することもあります。
 
これらの薬剤は当クリニックで処方しておりますが、妊娠成立・卒業後は産院の先生の指示に従ってください。